前回の投稿から、気がつけば2ヶ月が経ってしまいました。
3月と同じく「忙しさに追われて…」という言い訳になってしまいそうですが、実際その通りでして…。

ゴールデンウィークに入りましたが、弊社はカレンダー通りの稼働です。とはいえ、少しだけ余裕ができましたので、久しぶりの更新です。

先回の記事で触れたリジッドFPCへのお問い合わせですが、ありがたいことに多数のご依頼をいただきました。それが忙しさの一因となっていたのは事実です。この場を借りて、心より感謝申し上げます。

一方で、作業をお待たせしてしまった案件もあり、効率的な業務遂行の重要性を改めて痛感しています。

最近お問い合わせの多いリジッドFPCは、従来よりも高度な仕様が求められるケースが増えてきています。
たとえば、

  • インピーダンスコントロール
  • IVH(インタースティシャル・ビア・ホール)
  • パッドオンビア
  • レーザービア

など、より複雑で精密な対応が必要となっています。

すべてを社内だけで対応するのは難しい場面もありますが、信頼できる協力工場様の力をお借りしながら、確実な製造体制を整えています。

また、年始の記事でご紹介したリジッドFPCのサンプル基板も、現在最終調整段階に入っており、5月中の完成を見込んでいます。

このサンプルでは、「両面に部品実装が可能」で「折り曲げもできる」構造を採用しています。
FPCの場合、補強板を貼ると実装面が片側に制限されることが一般的ですが、今回のリジッドFPCではその制約を克服。限られたスペースでの高密度実装と可撓性の両立を目指しています。

完成次第、改めて詳細をご紹介いたしますので、どうぞご期待ください。